えらいことになったもんです。
昨日、観光庁より2021年度の通訳案内士ガイドラインが公開されました。今年から出願方法が電子申請のみとなりました。試験参加者の中にはかなりご高齢の方もいらっしゃったと思われますが、デジタルな手続きに難のある方は震えておられることでしょう。
ただ、それは些末な話。
今年の一番の改悪点は、
「一般常識科目の免除要項に、大学入学共通テストは含まれない」ということです。
どういうことかというと…
→通訳案内士一次試験「日本史」免除
→通訳案内士一次試験「一般常識」免除
今後:
・大学入試共通テスト日本史Bで60点以上
→通訳案内士一次試験「日本史」免除されない
・大学入試共通テスト現代社会で80点以上
→通訳案内士一次試験「一般常識」免除されない
※センター試験の点数は5年間は有効なので、例えば2020年度のセンター試験日本史Bで60点以上を取得した場合、2025年までの日本史科目は免除になると思われる
私は昨年の通訳案内士試験で一般常識を落としたため、
・高校から卒業証明書を取り寄せ、
・東大に共通テストの願書を取りに行き、
・一般常識の問題集を解き、
・東京外大で試験を受け
・何とか80点以上とったのに、
すべて無駄になりました。トータルで17000円ぐらいお金もかけたんですけど…
一般常識の科目って範囲が絞りづらくて勉強の効率が悪いからこそ免除制度を利用して一次試験突破したかったのですが。今年も一次試験を受けることになり、予定を大幅に変更です。
(追記しておくと、日本史の免除はまだ救いがあります。共通テストによる免除はなくなりましたが、日本史検定による免除はまだ残っているためです。)
むかついたので試験事務局に電話をして理由を問うてみたのですが、
「わかりません」で終了しました。そんな回答もわかっちゃいましたけどね。